会長挨拶

第114回日本消化器内視鏡学会 関東支部例会の開催にあたって

第114回日本消化器内視鏡学会 関東支部例会
会長 永原 章仁

(順天堂大学 消化器内科)
会長 永原 章仁

SDGs:Sustainable Development Goalsを目指した内視鏡診療

 このたびは新型コロナウイルス感染拡大に際しましては、お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を捧げますとともに、罹患されました方、すべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、日々最前線で対応されている医療関係者の方々に敬意を表します。

 第114回日本消化器内視鏡学会関東支部例会を令和4年6月11日(土)~12日(日)の2日間、Web併用でシェーンバッハ・サボーにおいて開催させていただきます。この様な医療状況下で、ご多忙を極める先生方がご参加いただけるよう、オンデマンド配信も予定しております。

 本支部例会は、順天堂大学では、1970年の第9回で外科の村上忠重先生が、1993年の第57回で消化器内科の先々代教授の佐藤信紘先生が、2003年の第77回で総合診療科の林田康男先生(このとき事務局長を務めさせていただきました)が主催された学会であり、本例会を開催させていただくことを大変光栄に存じております。また、本例会を担当する機会を与えて下さった前日本消化器内視鏡学会関東支部長、河合隆先生、現支部長の斎藤豊先生、特別顧問の田尻久雄先生をはじめ、幹事・評議員の諸先生方、並びに関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。

 プログラム委員会は、特別顧問、顧問、Adviserとして田尻久雄先生、井上晴洋先生、五十嵐良典先生、緒方晴彦先生、國分茂博先生、高橋信一先生、永尾重昭先生にご就任いただき、ご指導を仰ぐとともに、各分野のエキスパート31名の委員の先生方とともにプログラムを完成いたしました。テーマとさせていただいたSDGsには、健康、福祉、質の高い教育、技術革新が目標として掲げられ、誰一人として取り残さない、とあります。まさに内視鏡診療が目指すべき目標と思います。若手の先生方からベテランの先生方の日常診療そして内視鏡学研究にお役立ていただけるようなプログラムになったと考えております。

 特別講演は、順天堂大学心臓血管外科特任教授の天野篤先生にご快諾いただきました。内視鏡学会会員へ熱いエールを頂戴いただけるものと考えております。症例検討セッション、ハンズオンセッション、病理関連セッションも企画しております。ハンズオンセッションは、感染状況を慎重に見極めながら実施方法を決定してまいります。

是非とも多くの会員の先生方の演題のご応募、ご参加を賜りますようお願い申し上げます。