支部長挨拶
- 一般社団法人日本消化器内視鏡学会 関東支部
支部長 斎藤 豊
この度、日本消化器内視鏡学会関東支部の支部長交代にあたり、ご挨拶申し上げます。
関東支部は1959年11月第一回日本胃カメラ学会関東支部会として創設されました。初代支部長の崎田隆夫先生以降、小黒八七郎先生、梅田典嗣先生、三木一正先生、熊谷一秀先生、河合隆先生の歴代支部長の後を受け2019年6月より7代目支部長を拝命いたしました国立がん研究センター中央病院 内視鏡科の斎藤 豊です。
現在関東支部は会員数11,000名を超え、本学会会員数の約1/3を占める巨大支部となっております。支部の運営は幹事会で討議された議題を支部評議員会で承認を得る形で行われております。幹事は庶務幹事、会計幹事、編集幹事、学術・教育幹事のほか関東支部を構成する1都6県からそれぞれ1人ずつ幹事をお願いしており関東全体の融和・統合に努めております。
年2回支部例会を、支部セミナーも年2回開催しております。支部例会においては、若手医師の内視鏡診断・治療の教育・育成を目的としてアンサーパッドを用いた症例検討セッション、さらにハンズオンセミナーを定期的に行っております。
また支部例会にて発表した内容を若手の先生に論文化させることを目的とした支部機関誌(Progress of Digestive Endoscopy)を発行しており、年間に約150編以上の投稿があります。この支部機関誌は2014年からJ-STAGEに参入し電子版へのアクセスが可能となりました。
今後は11,000を超える本支部の人的パワーと専門医制度で急速に普及しているJED登録を有効活用しDigestive Endoscopy (DEN)や日本消化器内視鏡学会和文誌への投稿も視野に入れていきたいと考えております。
2015年4月2から胃がん検診ガイドラインが改定され、内視鏡検査が推奨度Bで承認されました。さらには大腸がん検診の重要性から大腸内視鏡検査へのニーズが急速に高まっていくことが予想されますので、がん検診に携わる先生、クリニックの先生にもご参集頂けるような企画を立てることが重要と考えております。
100回を超えた関東支部の活性化、さらなる発展、そして社会貢献を果たしてゆくためには、支部会員の先生方のご支援が無くては成り立ちません。今後も様々な情報を会員の方々にメールマガジンなどを使用しながら、丁寧に発信していきたいと考えております。皆様のいっそうのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。