ハンズオントレーニングセッション
第104回日本消化器内視鏡学会関東支部例会
ハンズオントレーニングセッション 開催要項
1.実施要項
- 主に初心者、初級者を受講対象とした実技トレーニングセッションです。
- 総合司会が受講者に講義をした後、受講者1名 に対してインストラクター1名がマンツーマンで指導を行います。
- セッション終了後に 修了証をお渡しいたします。
Aコース「胃(ESD)」、Bコース「食道(ESD)」、Dコース「大腸(ESD)」は日本消化器内視鏡学会専門医制度に認定されているセッションとなり、受講者は専門医の申請、更新の際の2ポイントが付加されます。その際の証明としてご利用ください。
2.内容
Aコース「胃(ESD)」
実施日時:6月10日(土)9:00~12:00
総合司会:矢作 直久(慶應義塾大学病院 腫瘍センター)
【総合司会のことば】
胃ESDはその高い一括切除率から有効な治療法として定着し、広く普及している。手技的にはほぼ確立されており、習熟した術者であれば安全かつ確実な切除が可能である。しかしESDは決して容易な治療法ではなく、処置具に応じた治療ストラテジーや手技のポイント、効果的な周辺機器の使用方法なども知っておかなければならない。また安全かつ確実にESDを行うためには、観察時とはかなり異なった内視鏡操作が必要となり、処置に適したアングル操作やスコープの捻り、組織とスコープの距離感やアプローチに適した角度なども身につける必要がある。症例数の多い施設であれば日常診療の中でこれらの知識や経験を得ることが可能であるが、一般施設ではESDに興味を持ちながらもなかなかその機会に恵まれない医師も多いものと思われる。
今回のハンズオンセミナーでは、4名のエキスパートに講師をお願いし、ブタ切除胃のトレーニングモデルを用いて、代表的なESD処置具の効果的な使い方を体感していただく機会を提供したい。
Bコース「食道(ESD)」
実施日時:6月10日(土)13:30~15:30
総合司会:飯塚 敏郎(虎の門病院 消化器内科)
【総合司会のことば】
食道のESDは広く普及し始めているが、施設により症例の偏りがあり経験する機会が少ない医師も多い。またこれまで胃や大腸のESDの手技のトレーニングは行われていたが、食道ESDの手技にはあまり注目されてこなかった。今回本内視鏡学会関東支部例会では初めての試みとなる。豚の切除食道は、実際の人の食道の構造と類似しているため、トレーニング材料としては最適と考えられる。食道のESDにおける困難性としては、胃と比較して食道壁が薄い、管腔内が狭いため反転操作ができない、蠕動や心拍動などによる視野の確保が難しい局面に遭遇する、などが挙げられる。こうしたことを克服するためのストラテジーやちょっとしたコツなどにより、高い安全性が担保されている。
そこで、今回のハンズオンセミナーでは、2名の先端系デバイスのエキスパートに講師をお願いして、切除豚の食道を用いて、基本的なストラテジーや手技のポイントやコツなどをご指導いただく。奮ってご応募いただきたい。
Cコース「EUS, EUS-FNA」
実施日時:6月11日(日)9:00~12:00
総合司会:木田 光広(北里大学医学部 消化器内科学)
【総合司会のことば】
膵癌が癌死の第4位となった現在、EUS、特にEUS-FNAは、その臨床的重要性は高まる一方です。EUS-FNAは、膵癌の化学療法前の組織学的エビデンスのみならず、原因不明のリンパ節腫大、粘膜下腫瘍の診断、等々引く手数多の状態です。更にこの技術を用いたEUS-CD,EUS-BD,EUS-PD,腫瘍のAblationなどEUS-FNAはその適応範囲を更に拡げつつあります。今回は、これら基本である胆膵解剖、EUS-FNAの基本、仮性嚢胞ドレナージなどついてモデルを用いてハンズオントレーニングを行う予定です。
今回のEUSに関するハンズオンセミナーは、EUS、EUS-FNAおいて日本のリーダーである施設の経験豊富な若手の先生方にインストラクターをお願いし、マンツーマンで、ファントムモデルを用いて指導を受けることができる、日本では非常に数少ない、貴重な機会です。病院へEUSを導入したが臨床への適応に困難を感じている先生、EUSあるいはEUS-FNAを始めたばかりの先生、今まで独学でEUS、EUS-FNAをやってきたが疑問がある先生などがターゲットとなるハンズオンセミナーです。多数の先生方の積極的なご応募をお待ちしております。
Dコース「大腸(ESD)」
実施日時:6月11日(日)13:20~16:20
総合司会:大圃 研(NTT東日本関東病院 内視鏡部)
【総合司会のことば】
平成24年4月に大腸ESDが保険算定できる手技となり、本邦では確実にその手技が普及しはじめている。しかし大腸の解剖学的特徴等から胃・食道ESDに比し技術的な困難性が高く、適切なトレーニングを受けずに実施する事は危険極まりない。しかし初学者が各自で動物モデルのトレーニング施行しようにも、動物モデルを使用する場所や動物専用スコープの準備など簡単な事ではない。そして実際に大腸ESDの経験豊富な医師から指導を受ける機会を作る事も難しいのが実情ではないだろうか。そこで今回切除ブタ大腸モデルを用いた大腸ESDハンズオントレーニングを企画する運びとなった。
今回のインストラクターは先端系のデバイスに習熟した先生を選定しており、その基本的な使い方からストラテジーまで、実践的な手技を学んでいただければと考えている。多数の指導経験のあるインストラクターを揃えて各々のレベルに対してマンツーマン指導する予定であり、初級者からある程度の経験者まで幅広い受講者の応募を期待する。
定 員 |
Aコース「胃(ESD)」:16名 |
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受講料 |
3,000円 |
応募方法 |
参加申込期間 4月18日(火) 正午 ~ ※Aコース「胃(ESD)」:募集を終了しました。 ※Bコース「食道(ESD)」:5月17日(水)正午まで申込期間を延長しました。 ※Cコース「EUS, EUS-FNA」:募集を終了しました ※Dコース「大腸(ESD)」:5月17日(水)正午まで申込期間を延長しました。
参加申込期間中に本画面下部の「参加申込」よりご登録ください。
お申込みの際は以下の項目を必ずご記載ください。
コース別確認事項:
Bコース「食道(ESD)」
Cコース「EUS, EUS-FNA」
Dコース「大腸(ESD)」 |
【注意事項】
- 応募はお一人1コースとさせていただきます。 複数の応募はできません。
- 応募者多数の場合には、1施設1名とさせていただきます。
- 演題登録をされている方は、ご自身の発表セッションと時間帯が重複するハンズオントレーニングセッションは受講できません。 採択通知をご確認の上、お申し込みください。
【参加登録システムに関するお問い合わせ先】
第104回日本消化器内視鏡学会関東支部例会
ハンズオントレーニングセッション 登録窓口
メディア・プロモーション・サービス(株)内
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TEL:03-5816-1055 FAX:03-5816-1056
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【第104回関東支部例会ハンズオントレーニングセッションに関するお問い合わせ先】
第104回日本消化器内視鏡学会関東支部例会運営事務局
株式会社サンプラネット メディカルコンベンション事業部 担当:高倉
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