ハンズオントレーニングセッション
第105回日本消化器内視鏡学会関東支部例会
ハンズオントレーニングセッション 開催要項
1.実施要項
- 主に初心者、初級者を受講対象とした実技トレーニングセッションです。
- 総合司会が受講者に講義をした後、受講者1名 に対してインストラクター1名がマンツーマンで指導を行います。
- セッション終了後に 修了証をお渡しいたします。
Aコース「上部 ESD」は日本消化器内視鏡学会専門医制度に認定されているセッションとなり、受講者は専門医の申請、更新の際の2ポイントが付加されます。その際の証明としてご利用ください。
2.内容
Aコース「上部 ESD」
実施日時:12月9日(土)9:00~12:00
総合司会:大圃 研(NTT東日本関東病院 消化器内科 内視鏡部)
【総合司会のことば】
早期胃癌に対する内視鏡治療はEMRからESDへと大きな転換期を経て、現在は標準化治療と位置づけられる時代となった。胃ESDを行うにあたって必要な内視鏡操作は、EMRを始めとした通常の内視鏡検査・治療では経験できない一線を画した技術である。よってその技術習得には、それを意識した指導とトレーニングが必須と考えられる。また、ESDには様々な流派が存在しているが、研修生が混乱しにくい様に今回は皆同じスタイルの指導者を揃えた。基本は先端系とIT系の二つのデバイスを用いるスタイルであり、その手技のコツとピットフォールをマンツーマン指導する予定である。全くの初学者からある程度の経験者まで個々のレベルに応じた指導ができるように考えているので、奮ってご応募いただきたい。
Bコース「胆膵 EUS-FNA」
実施日時:12月10日(日)9:00~12:00
総合司会:松田 浩二(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 消化器内科)
【総合司会のことば】
膵癌が癌死の第4位となった現在、EUS、特にEUS-FNAは、その臨床的重要性は高まる一方です。EUS-FNAは、膵癌の化学療法前のhistological confirmationのみならず、原因不明のリンパ節腫大、粘膜下腫瘍の診断、等々、多くの病態の正確な診断に必要とされております。更にこの技術を用いたInterventional EUSは、その適応範囲を更に拡げつつあります。今回は、これらの基本である胆膵解剖モデル、EUS-FNA box、そして木田光広会長が考案された仮性嚢胞ドレナージモデルなどを用いて、ハンズオントレーニングを行う予定です。
今回のEUSに関するハンズオンセミナーは、EUS、EUS-FNAにおいて日本のリーダーである施設の経験豊富な若手の先生方にインストラクターをお願いし、マンツーマンで指導を受けることができる、日本では非常に数少ない、貴重な機会です。しかも、今回は特別に、木田光広会長の計らいで、いつもより多くのインストラクターを招聘しておりますので、より多くの先生のやり方を学ぶことが可能です。病院でEUSの器材を導入したものの、いまいち臨床への適応に難しさを感じている先生、EUSあるいはEUS-FNAを始めたばかりの先生、今まで独学でEUS、EUS-FNAをやってきたが、もう一つ上を目指したい先生などに喜んでいただけるハンズオンセミナーです。経験豊富で優しいインストラクターを多数揃えておりますので、是非とも、多くの先生方の積極的なご応募をお待ちしております。
Cコース「下部挿入法」
実施日時:12月10日(日)13:00~16:00
総合司会:鈴木 孝良(東海大学医学部 消化器内科)
【総合司会のことば】
大腸癌や大腸炎症性疾患の増加に伴い、大腸疾患の診療における内視鏡の役割はきわめて重要となってきている。そのような状況の中で、迅速で安全かつ苦痛の少ない大腸挿入技術を習得することは、大腸疾患の診断、治療のために必須である。挿入技術の基本や効率的挿入に関する書籍やDVDが多数出版されたことに加え、シミュレーター、コロンモデル、コロナビなど教育用機器も開発され、大腸内視鏡のトレーニングを開始した先生方にとって学ぶための選択肢は増えたが、その技術をマスターするにはいまだに時間と労力が必要である。今回のハンズオンセミナーは、4名の大腸内視鏡挿入のエキスパートを講師にお招きし、挿入に必要なアングル操作やスコープの捻り、管腔内でのスコープの位置取り、スコープと粘膜の距離感など、これまで多くの先生が日常診療の中で試行錯誤しながら経験的に学習してきた挿入技術のエッセンスをエキスパートから直接学べる機会としたい。また、挿入法は軸保持短縮法とループを形成しての挿入に大きく分けられるが、両技術を習得するメリットは大きく、より安全で確実な挿入に繋がるので、時間の許す限り両挿入法の違いをシチュエーション別に学んでいただきたい。初学者または中級者で挿入技術について悩んでいる先生方の積極的なご応募をお待ちしております。
定 員 |
Aコース「上部ESD 」:16名 |
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受講料 |
3,000円 |
応募方法 |
参加申込期間 10月20日(金) 正午 ~
※Aコース「上部 ESD」:募集を終了しました。 申込メールアドレス: handson105@pw-co.jp
受講者の決定は会長、総合司会者一任とさせていただきます。ご了承の上、お申込ください。(先着順ではございません)
お申込みの際は以下の項目を必ずご記載ください。
コース別確認事項:
Bコース「胆膵EUS-FNA」
Cコース「下部挿入法」 |
【注意事項】
- 応募はお一人1コースとさせていただきます。 複数の応募はできません。
- 応募者多数の場合には、1施設1名とさせていただきます。
- 演題登録をされている方は、ご自身の発表セッションと時間帯が重複するハンズオントレーニングセッションは受講できません。 採択通知をご確認の上、お申し込みください。
【第105回関東支部例会ハンズオントレーニングセッションに関するお問い合わせ先】
第105回日本消化器内視鏡学会関東支部例会運営事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-5 石渡ビル6F
株式会社プランニングウィル内
TEL:03-6801-8084 FAX:03-6801-8094
E-mail:handson105@pw-co.jp