ハンズオントレーニングセッション

第107回日本消化器内視鏡学会関東支部例会
ハンズオントレーニングセッション 開催要項

1.実施要項

本セッションは日本消化器内視鏡学会専門医制度に認定されており、受講者は専門医の申請、更新の際の2ポイントが付加されます。その際の証明としてご利用ください。

2.内容

1「胆膵 ERCP,EUS-FNA」コース

実施日時:12月15日(土)9:00~12:00
総合司会:土屋 貴愛(東京医科大学 消化器内科)

【総合司会のことば】
今回の胆膵ハンズオンはコンベックス型の超音波内視鏡(EUS)胃内の描出法,EUS-FNA,さらにERCPでの胃内から乳頭正面視までのscope挿入そして胆管膵管挿管法,ESTからステント留置(プラスチック,金属)の4つのブースを用意しました.
これからEUSまたはEUS-FNAをしてみようと思っている先生方,EUSを始めたけれども独学であり,標準描出法を学びたい先生方,どうしてもESTがうまくいかない方などERCP初心者の先生が対象です.また,インストラクターにはあえて“超”ご高名な先生方ではなく,卒後15年目くらいの“現役バリバリ”の先生方にお願いしています.どうぞ気軽にご応募ください.たくさんの先生方をお待ちしております!

2「pocket-creation methodを用いたESD」コース

実施日時:12月16日(日)9:00~12:00
総合司会:三浦 義正(自治医科大学 内科学講座 消化器内科学部門)

【総合司会のことば】
ESDは胃・十二指腸に2006年に保険収載された。2008年には食道、2012年には先進医療を経て大腸も保険収載された。今や、消化管腫瘍に対する内視鏡的切除の標準治療になったといっても過言ではない。胃においては多くの症例が集積・研究され、2018年1月の胃癌治療ガイドライン第5版においては、リンパ節転移の極めて低いeCuraA or Bの記載のみならず、第4版では非治癒切除とされていたeCuraC-2のリンパ節転移リスクが記載された。すなわちESDは腫瘍の側方断端を確保し一括切除することが目的だった時代から、病理診断評価に値する厚い粘膜下層を切除する時代になっている。今回のハンズオンでは粘膜下層を狙って厚く切除することを目的とした我々の推奨するPocket-creation method(PCM)によるESDを体験していただくこととした。PCMには従来法と比較し技術的にもいくつかのアドバンテージがあり、ESDを始めたばかりの先生だけでなく、ある程度のESD経験があるが上達に悩んでいる先生方の募集も歓迎する。

3「DBC Double balloon colonoscopy」コース

実施日時:12月16日(日)13:00~16:00
総合司会:坂本 博次(自治医科大学 内科学講座 消化器内科学部門)

【総合司会のことば】
本邦では大腸癌罹患率が年々上昇しており、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増加している。大腸内視鏡では時に、腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となることがあり、このような挿入困難例への対応が問題となる。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は挿入困難例に対する解決策の一つとなる手技である。オーバーチューブ先端バルーンにより腸管が把持されることによりループの伸展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるためにスムーズに挿入できるようになる。また、ループを解除しようとした際に強い疼痛を認める場合には、無理にループや屈曲を解除せずにループの形状を保ったまま挿入していくことが可能である。また、右側大腸での操作性不良例のESD・EMRにおいてもDBCであれば安定した操作が可能となる。DBC は比較的経験の浅い内視鏡医でも一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず,大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡を有効に活用していただきたい。
本セミナーではDBCの仕組み、挿入方法についてのミニレクチャー後に、実際にコロンモデルを用いてDBCを行って頂き、DBC手技の基礎を習得することを目標としている。次世代を担う若手内視鏡医からの積極的な参加を期待する。

定 員

1「胆膵 ERCP,EUS-FNA」コース:20名
2「pocket-creation methodを用いたESD」コース:16名
3「DBC Double balloon colonoscopy」コース:16名

受講料

3,000円
※別途第107回関東支部例会参加費(5,000円)のお支払いも必要となります。
(支部例会参加費は当日会場にてお支払ください)

応募方法 参加申込期間 10月31日(水)正午 ~ 11月20日(火)正午

3「DBC Double balloon colonoscopy」コースのみ11月28日(水)正午まで延長いたします。
締め切りました。

お申込みの際は以下の申込フォームにご記入いただき、メール添付にてお送りください。

1「胆膵 ERCP,EUS-FNA」コース 申込フォーム
2「pocket-creation methodを用いたESD」コース 申込フォーム
3「DBC Double balloon colonoscopy」コース 申込フォーム

申込メールアドレス:handson107@pw-co.jp

受講者の決定は会長、総合司会者一任とさせていただきます。ご了承の上、お申込ください。(先着順ではございません)
定員が少ないため、応募資格は関東支部会員に限定させていただきます。
募集締切後、受講の可否を事務局よりご連絡いたします。
受講候補に選考された方は受講料のお振込をお願いいたします。
ご入金確認後、受講が決定いたします。
(お振込期日、口座の詳細はあらためてご連絡いたします)
お振込された受講料はいかなる場合でもご返金できません。あらかじめご了承ください。

お申し込みの際は以下の項目を必ずご記載ください。
【共通項目】
1.氏名
2.所属機関名
3.電話番号
4.卒業年度
5.メールアドレス
6.ご希望のコース

【コース別確認事項】
1「胆膵 ERCP,EUS-FNA」コース
※ERCPまたはEUS-FNAのどちらを希望しますか?
・内視鏡の経験年数(上部内視鏡:  年,大腸内視鏡:  年、ERCP:   年)
・内視鏡の経験数(上部内視鏡:  件,大腸内視鏡:  件、ERCP:   件)
・貴院には、EUSがありますか?ラジアル?コンベックス?
・EUS, EUS-FNAハンズオンへの参加回数
・EUS, EUS-FNAの見学件数
・EUS経験数 (部分的な経験でも可)
・EUS-FNA経験数
・治療EUS経験数
・今回のセミナーで聞きたいこと、勉強したこと

2「pocket-creation methodを用いたESD」コース
・内視鏡の経験年数(上部内視鏡: 年,大腸内視鏡: 年)
・大腸内視鏡の経験数
・ESDハンズオンへの参加回数
・胃ESDの見学件数
・胃ESD経験数 (部分的な経験でも可)
・使用したことのある処置具(複数回答可)

3「DBC Double balloon colonoscopy」コース
・内視鏡の経験年数(上部内視鏡:  年,大腸内視鏡:  年)
・大腸内視鏡の経験数
・DBC経験数
・DBE/SBE経験数

【注意事項】


【第107回関東支部例会ハンズオントレーニングセッションに関するお問い合わせ先】
第107回日本消化器内視鏡学会関東支部例会 運営事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-5 石渡ビル6F
株式会社プランニングウィル内
TEL:03-6801-8084 FAX:03-6801-8094
E-mail:handson107@pw-co.jp