ハンズオントレーニングセッション
第108回日本消化器内視鏡学会関東支部例会
ハンズオントレーニングセッション 開催要項
1.実施要綱
- 主に初心者、初級者を受講対象とした実技トレーニングセッションです。
- 総合司会が受講者に講義をした後、受講者1名に対してインストラクター1名がマンツーマンで指導を行います。
- セッション終了時に受講証明書をお渡しいたします。
本セッションは日本消化器内視鏡学会専門医制度に認定されており、受講者は専門医の申請、更新の際の2ポイントが付加されます。その際の証明としてご利用ください。
2.内容
◆Aコース「胃ESD」 締め切りました。
実施日時:6月8日(土曜日)9:00~12:00
総合司会:矢作 直久(慶應義塾大学腫瘍センター)
【総合司会のことば】
EMRとは異なりESDは狙った範囲を正確に切除できる治療手技であり、その確実性から少なくとも胃においては転移リスクの低い早期癌に対する標準的な治療法となった。しかしESDは従来の内視鏡治療手技とは異なり、粘膜切開や粘膜下層剥離という全く異なるテクニックが必要になる。通常の内視鏡検査をこなすだけではなかなか治療の感覚がつかめないため、まずは見学や介助を通してどの様に処置具を使用してどの様な戦略で治療するのか学習し、その後にブタの切除胃を用いてハンズオントレーニングで基本手技を身に付けるのが一般的である。しかし残念ながら一般病院にはブタに用いる専用のスコープはなく、なかなか基礎的なトレーニングが出来ないのが実情ではないであろうか。また施設によって主に使用している処置具はあらかた決まっており、興味があっても新たな処置具を試してみる機会もなかなかないものと考えられる。そこで本学会では企業の協力のもとに、様々なESDナイフを経験してもらう機会を設けた。特にこれまでにトレーニングのチャンスがほとんどなかった若手の先生にESDの基本手技を体験してもらう良い機会であるため、積極的に応募して頂きたい。
◆Bコース「食道ESD」 締め切りました。
実施日時:6月8日(土曜日)13:00~16:00
総合司会:吉永 繁高(国立がん研究センター中央病院 内視鏡科)
【総合司会のことば】
20世紀末に切開剥離法EMRとして誕生し、内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection: ESD)という名前がついて16年が経ちました。ご存じのように胃病変に対して始まったこの手技は食道の病変にも応用されています。食道のESDは病変が内視鏡に対し接線になることより一見簡単そうに見えますが、呼吸や心拍動の影響を受けやすく、また椎体などの圧排により思ったように動かなかったり、病変が左側にある場合には血液などの液体で埋まってしまったり、と意外と思うように行かない場面が多くあります。今回、日本のみならず世界的に活躍している4名に先生に食道ESDの指導をお願いしました。是非世界で活躍している先生方から技術を学んで頂き、明日の治療に生かして頂ければ幸甚です。皆様のご参加を心よりお待ち致しております。
◆Cコース「大腸ESD」 ※定員に空きがございます。奮ってご応募ください。 締め切りました。
実施日時:6月9日(日曜日)9:00~12:00
総合司会:斎藤 豊(国立がん研究センター中央病院 内視鏡科)
【総合司会のことば】
大腸ESDは軸保持短縮による確実な内視鏡挿入と繊細なESDのテクニックを要する技術ですが基本を押さえれば決して神業的な技術は必要としません。
本ハンズオントレーニングセッションは大腸内視鏡の挿入、通常EMRはマスターしているが、大腸ESDに関しては初学者、あるいは上部ESDの経験はそこそこあるが、大腸ESDをこれから導入したいといった内視鏡医を主なターゲットとしております。
まずはじめに、5分間程度インストラクターによるデモンストレーションを行った後に、参加者には一人一人なるべく多くの時間、実際のハンズオンを経験いただくよう配慮したいと思います。参加者の方の希望の処置具に関しても可能な限り御要望に応えられるよう複数のデバイスを準備する予定です。
インストラクターには、大腸ESDのスペシャリストというだけでなくわかりやすい指導でも定評の、様々な流派のエキスパートを揃えておりますので、是非積極的な参加をよろしくお願いいたします。
本トレーニングセッションに参加することで、明日からの皆様の大腸ESDが必ずやBrush upされることを御期待下さい。
◆Dコース「EUS-FNA」 ※定員に空きがございます。奮ってご応募ください。 締め切りました。
実施日時:6月9日(日曜日)13:20~16:20
総合司会:中井 陽介(東京大学医学部 消化器内科)
【総合司会のことば】
EUS-FNAは、膵腫瘍などに対する有用な病理学的診断法であることは誰もが認めるところですが、どの施設でも同じ結果が出せないというのが現在の問題点です。EUS-FNAは、Convex EUSによる病変の描出を行うことが自信を持ってできる、ということが大前提で、その先には膵仮性嚢胞ドレナージ、胆道ドレナージなどinterventional EUSといった手技があります。
本セミナーでは、描出用・EUS-FNA用ファントムを用意し、ConvexEUSの標準的描出のための考え方とこつを学びつつ、さらにEUS-FNAの手技、教科書には載っていないTipsも吸収していただきたいと思っています。
今回のハンズオンもEUS、EUS-FNAの専門施設の現場で第一線として手技を行っている経験豊富な若手の先生方にインストラクターをお願いしています。マンツーマンで指導を受けることができるだけでなく、学会場では聞けない、教科書にも載っていない、ちょっとしたコツを聞いたり、気軽に実践的な質問をすることができる、貴重な機会です。
病院にはEUSの器材は揃っているが自身の経験が少ない、EUS-FNAを導入したけれど自身がまだない若手の先生から、独学でやってきたがステップアップしたい先生まで、広く参加していただきたいと思います。本ハンズオンセミナー翌日から自信を持ってEUS-FNAに臨んでいただけるように、インストラクター一同、懇切丁寧に指導いたしますので、是非とも、多くの先生方の積極的なご応募をお待ちしております。
定員 | Aコース「胃ESD」:16名 |
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受講料 | 3,000円 |
参加申込期間 | 4月22日(月曜日)9時00分 ~5月8日(水曜日)正午 締め切りました |
応募方法 | ・参加申込期間中に本画面下部の「参加申込」よりご登録ください。 ・お申込みの際は以下の項目を必ずご記載ください。 【コース別確認事項】 Bコース「食道ESD」 Cコース「大腸ESD」 Dコース「EUS-FNA」 |
【注意事項】
- 応募はお一人1コースとさせていただきます。複数の応募はできません。
- 応募者多数の場合には、1施設1名とさせていただきます。
- 演題登録をされている方は、ご自身の発表セッションと時間帯が重複するハンズオントレーニングセッションは受講できません。採択通知をご確認の上、お申込ください。
≪参加登録システムに関するお問い合わせ先≫
第108回日本消化器内視鏡学会関東支部例会
ハンズオントレーニングセッション 登録窓口
メディア・プロモーション・サービス株式会社内
〒110-0015 東京都台東区東上野1-6-10 ARTビル4階
TEL:03-5816-1055 FAX:03-5816-1056
E-mail:jges@media-ps.jp
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【第108回関東支部例会ハンズオントレーニングセッションに関するお問い合わせ先】
第108回日本消化器内視鏡学会関東支部例会 運営事務局
株式会社サンプラネット メディカルコンベンション事業部 担当:足立
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6階
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