ハンズオンセミナー
第117回日本消化器内視鏡学会関東支部例会
ハンズオンセミナー 開催要項
1.実施要項
- 主に初心者、初級者を受講対象とした実技トレーニングセミナーです。
- 総合司会が受講者に講義をした後、受講者1名に対してインストラクター1名がマンツーマンで指導を行います。
- セミナー終了時に受講証明書をお渡しいたします。
本セミナーは日本消化器内視鏡学会専門医制度に認定されており、受講者は専門医の申請、更新の際の2ポイントが付加されます。その際の証明としてご利用ください。
2.内容
1「上部」コース
実施日時:2023年12月10日(日)9:00~12:00
総合司会:小田 一郎(総合川崎臨港病院)
【総合司会のことば】
「ESD・EMRの基本を身につける」
ESDは、現在、早期の食道癌、胃癌の治療選択肢として欠くことのできない方法として全国的に普及し、消化器内視鏡を専門とする医師にとって習得しておきたい治療法の一つとなっている。ESDには、各デバイスに応じた基本手技があり、その習得が安全・確実なESD手技獲得の第一歩となる。また、困難症例に対するESDも、安定した基本手技の繰り返しやその応用手技であり、適切な基本手技の習得は結果的に困難症例突破の近道となる。一方で、EMRも小さな食道癌、胃癌に対しては、有効な治療法であるが、実臨床で手技習得の機会は少なくなっている。本ハンズオンセミナーでは、4名のインストラクターのもとで、ESD・EMRの基本手技について学んでいただきたい。
2「下部」コース
実施日時:2023年12月10日(日)12:50~15:50
総合司会:野中 康一(東京女子医科大学 消化器内視鏡科)
【総合司会のことば】
消化管の早期がんに対するESDは、広く普及しつつあるが大腸においてはスコープの操作性の問題やひだによる屈曲など技術的な難易度が高く習得するのは未だ容易ではない。
近年、様々なトラクションデバイスが登場し、セカンドデバイスも併用することで以前よりは比較的安全に施行することが可能となった。Pocket creation methodやUnderwater ESDなども登場し、今後さらに安全な大腸ESDが普及していくことが望まれる。様々なスタイルはあるが、ESDの第一歩はmucosal flapを作成してスピーディーかつ安全に粘膜下層に潜り込むことであることにはかわりはない。また、トラクションデバイスも使用するタイミングやコンセプト、注意事項などの知識がなければ、有効に使用することはできない。
今回の下部ハンズオントレーニングコースでは「大腸EMRはある程度できるが、ESDはこれから始めたい」という若手医師や、「胃ESDをはじめたが、将来的には大腸ESDまでやれるようになりたい」という若手医師を対象とし、十分な臨床経験を積まれてご活躍中の中堅・若手の先生方にインストラクターをお願いし、マンツーマンで指導をうける時間を長めに確保した。ベーシックなmucosal flapの作成から、トラクションデバイスの積極的な活用までを習得できる学びの場を提供したい。
定員 | 1「上部」コース:16名 |
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受講料 | 3,000円 |
応募方法 |
参加申込期間 11月16日(木) 正午 ~ 11月29日(水) 正午 1「上部」コース 申込フォーム 申込メールアドレス: handson117@pw-co.jp 受講者の決定は会長、総合司会者一任とさせていただきます。ご了承の上、お申込ください。(先着順ではございません) お申し込みの際は以下の項目を必ずご記載ください。 共通項目:1.氏名 コース別確認事項:1「上部」コース 2「下部」コース |
【注意事項】
- 応募はお一人1コースとさせていただきます。複数の応募はできません。
- 応募者多数の場合には、1施設1名とさせていただきます。
- 演題登録をされている方は、ご自身の発表セッションと時間帯が重複するハンズオンセミナーは受講できません。採択通知をご確認の上、お申し込みください。
【第117回関東支部例会ハンズオンセミナーに関するお問い合わせ先】
第117回日本消化器内視鏡学会関東支部例会 運営事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-5 石渡ビル6F
株式会社プランニングウィル内
Tel: 03-6801-8084 Fax: 03-6801-8094
E-mail: handson117@pw-co.jp