会長挨拶
- 第121回日本消化器内視鏡学会 関東支部例会
会長 伊佐山 浩通
(順天堂大学大学院医学研究科 消化器内科学 教授)
事務局長 藤澤 聡郎
(順天堂大学大学院医学研究科 消化器内科学)
このたび、第121回日本消化器内視鏡学会関東支部例会の会長を拝命し、2025年12月5日・6日にシェーンバッハ・サボー(東京都千代田区)で開催させていただくことになりました。自身も育てて頂いた、伝統ある関東支部例会の会長を担当致しますことは大変光栄であります。機会を頂きました齋藤豊前支部長、浦岡俊夫現支部長、幹事・評議委員および会員の先生方に心からのお礼を申し上げます。順天堂大学として関東支部例会を主催致しますのは、村上忠重先生(第9回)、佐藤信紘先生(第57回)、林田康男先生(第77回)、永原章仁先生(第114回)の諸先輩方に引き続き5回目となります。また、自治医科大学の矢野智則先生が会長をされます、387回消化器病学会関東支部例会との同時開催でもありますので、多くの先生方に足を運んでいただきたいと思っております。
アドバイザリー御就任をお願い致しました五十嵐良典先生、井上晴洋先生、河合隆先生、木田光弘先生、國分茂博先生、齋藤豊先生、田尻久雄先生、永尾重昭先生、永原章仁先生、矢作直久先生の9名の先生方と、32名のエキスパートの先生方にプログラム委員としてご指導を頂き、本会のプログラムを作成して参りました。ご尽力いただきました先生方に深く感謝を申し上げます。
本会では、「Seeing Better, Thinking Better, Doing Best Practice!」という、内視鏡診療を行う上で重要であると思っていることテーマに掲げ、関東支部例会としては初めてとなるInternational sessionを設けることに致しました。海外からエキスパートをお呼びして、若手のうちから英語での発表、討論を経験させることが国際化につながると考えております。良い発表、討論をされた先生には会長からの奨励賞をお出しする予定ですので、多くの演題応募をお願いしたいと存じます。また、2024年に発足した女性内視鏡医のサポート活動を行うWEGECA(Women Endoscopists for Global Exchange and Career Advancement)委員長である蘆田玲子先生をお招きしてWEGECA in KANTOを開催し、活躍する女性内視鏡医に舞台を用意致しました。参加され易いように、消化器病学会と協力して託児所の設置、小・中・高校生を対象とした子供向けイベント開催も準備しておりますのでぜひご利用下さい。特別講演では東京大学の濱田毅先生に、得意とするビッグデータの解析やデータベース研究の実際をお話し頂く予定です。学会員の先生方の内視鏡関連の臨床研究の質が飛躍的に向上することを期待しております。他のセッションは、優秀演題を選考する専攻医・研修医セッション、主題10セッション、ハンズオンセミナー、症例検討セッション、そしてVideoセッションである「JGES-Kanto Cup」などの強力ラインアップで、誰もが楽しめる多様で教育的な学会を目指します。
内視鏡関連の学会に参加すると、いつでも活気に溢れていると感じます。ますます活気を帯びる消化器内視鏡のエネルギーを本会から感じていただければ幸いです。多くの先生方に足を運んで頂き、楽しかった、ためになった、また参加したいと感じて頂くように、事務局一同、尽力いたします。末筆ながら、本会の開催にご尽力いただいた皆様に深く感謝申し上げますとともに、参加者の皆様の今後のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。