ハンズオンセミナー

第121回日本消化器内視鏡学会関東支部例会
ハンズオンセミナー 開催要項

1.実施要項

本セミナーは日本消化器内視鏡学会専門医制度に認定されており、受講者は専門医の申請、更新の際の2ポイントが付加されます。その際の証明としてご利用ください。

2.内容

1「下部 挿入法とポリペクトミー」コース

実施日時:2025年12月13日(土) 9:00~11:30
総合司会:玉井 尚人 先生(東京慈恵会医科大学 内視鏡医学講座)

【総合司会のことば】
本ハンズオンセミナー「下部 挿入法とポリペクトミー」では、大腸内視鏡検査における基本手技の習得を目的としています。大腸内視鏡の挿入は、検査の精度と安全性、さらには患者の苦痛軽減と受容性の向上に直結する極めて重要なプロセスであり、適切な挿入技術の習得は内視鏡医にとって不可欠です。また、治療においては、病変の大きさや形態に応じた的確な手技の選択が求められます。本セミナーでは、実際の内視鏡を用いた実技を通じて、基本から応用までを学んでいただける構成となっております。日常診療に即した内容を通じて、明日からの診療に直結する知識と技術の習得を目指します。

2「胆膵 EUSとERCP」コース

実施日時:2025年12月13日(土) 13:30~16:00
総合司会: 中原 一有 先生(聖マリアンナ医科大学病院 消化器内科)

【総合司会のことば】
本案内をご覧頂きありがとうございます。胆膵疾患診療において、ERCPとEUSは欠かせない内視鏡手技です。しかし、膵炎や出血など重篤な偶発症を引き起こす可能性がある手技であり、基本をしっかりと習得し、安全に施行する必要があります。本ハンズオンでは、ファントムを用いてERCPとEUSの基本手技を受講していただく予定です。具体的には、ERCPのパートでは胆管挿管、EST、ステント留置、EUSのパートではConvex型EUSの標準描出法とEUS-FNAを予定しています。インストラクターには、非常に優しく、お話しが上手で、第一線で活躍されているエキスパートの先生方にお願いさせて頂いています。当日は手技の基本操作だけではなく、教科書では学べないような実際のコツやピットフォールについてもご指導頂けると思います。普段から感じられている疑問点や手技に関するご質問などに関しても、是非、積極的にご質問頂ければと思います。また、インストラクターの先生や受講者の先生などとの交流の場としてもご活用いただければと思います。初学者の先生はもちろん、基本を振り返りたい、他施設のエキスパートの指導法を体感してみたい、ファントムに触れてみたい、など、様々な先生のご参加をお待ちしております。

3「上部 粘膜腫瘍の観察と治療」コース

実施日時:2025年12月14日(日) 9:00~11:30
総合司会:野中 康一 先生(東京女子医科大学 消化器内視鏡科)

【総合司会のことば】
上部消化管ESDハンズオンセミナー
本セミナーでは、若手内視鏡医を対象に、上部消化管内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)に必要な基本手技の習得を目的としたハンズオントレーニングを行います。ESDをこれから始める医師、あるいは経験が浅い医師を主な対象とし、豚胃モデルを用いて、粘膜切開、剝離の基本操作、適切なデバイスの使用方法を学べるテーブルに加え、ややアドバンスな食道ESDのトレーニングテーブルも準備する予定です。また、偶発的穿孔を想定した縫縮手技についても学んでいただきます。
使用するナイフは、先端系ナイフをメインとしつつ、ITナイフやクラッチカッターなど、さまざまなナイフを実際にお試しいただくことが可能です。複数のデバイスを実際に操作することで、それぞれの特徴を理解し、臨床に応じた使い分けのヒントを得ていただければと考えております。
縫縮トレーニングでは、通常のクリップ閉鎖手技やESDテクニックを用いた閉鎖手技に加え、強力な把持力を有するマンティスクリップや、より高度な縫縮を可能とするOTSC(Over-The-Scope Clip)の使用にもチャレンジできる構成となっています。これらのデバイスを実際に操作することで、実臨床に即したトラブルシューティング能力の向上が期待されます。また、十二指腸NETに対するOTSCを用いた安全なEMR(EMRO)にもチャレンジできるテーブルを準備する予定です。
ESD実習の定員は16名程度を予定しており、応募者多数の場合は、ESD経験年数や希望臓器、所属施設の実施状況などを考慮して選考させていただきます。ESDの安全な導入とステップアップを目指す先生方の積極的なご参加をお待ちしております。

受講料

3,000円
※別途第121回関東支部例会参加費(5,000円)のお支払も必要となります。
(支部例会参加費は当日会場にてお支払ください)

応募方法

参加申込期間 10月29日(水) 正午 ~ 11月12日(水) 正午
お申込みの際は以下の申込フォームにご記入いただき、メール添付にてお送りください。

1「下部 挿入法とポリペクトミー」コース 申込フォーム
2「胆膵 EUSとERCP」コース 申込フォーム
3「上部 粘膜腫瘍の観察と治療」コース 申込フォーム

申込メールアドレス: handson121@planningwill.co.jp

受講者の決定は会長、総合司会者一任とさせていただきます。ご了承の上、お申込ください。(先着順ではございません)
定員が少ないため、応募資格は関東支部会員に限定させていただきます。
募集締切後、受講の可否を事務局よりご連絡いたします。
受講候補に選考された方は受講料のお振込をお願いいたします。
ご入金確認後、受講が決定いたします。
(お振込期日、口座の詳細はあらためてご連絡いたします。)
お振込された受講料はいかなる場合でもご返金できません。あらかじめご了承ください。

お申し込みの際は以下の項目を必ずご記載ください。

共通項目:

1.氏名
2.所属機関名
3.電話番号
4.卒業年度
5.メールアドレス
6.ご希望のコース

コース別確認事項:

1「下部 挿入法とポリペクトミー」コース
・内視鏡学会専門医の有無
・内視鏡の経験年数(上部内視鏡:  年、大腸内視鏡:  年)
・大腸内視鏡の経験症例数
・使用したことのある処置具、もしくは、使用したい処置具(複数回答可)

2「胆膵 EUSとERCP」コース
・内視鏡学会専門医の有無
・ERCPの経験症例数
・ESTの経験症例数
・EUS観察の経験症例数
・EUS-FNAの経験症例数
・EUS-interventionの経験症例数
・これまでのERCP/EUSハンズオントレーニング参加回数
・特に習得したい手技
・意見・要望など

3「上部 粘膜腫瘍の観察と治療」コース
・内視鏡の経験年数(上部内視鏡:  年、大腸内視鏡:  年)
・大腸内視鏡の経験症例数
・ESDハンズオンへの参加回数
・食道・胃ESDの見学件数
・食道・胃ESD経験数(部分的な経験でも可)
・使用したことのある処置具、もしくは、使用したい処置具(複数回答可)
・今回チャレンジしたい臓器は胃か食道か

【注意事項】

【第121回関東支部例会ハンズオンセミナーに関するお問い合わせ先】
第121回日本消化器内視鏡学会関東支部例会 運営事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷3-40-10 三翔ビル4F
株式会社プランニングウィル内
Tel: 03-6801-8084 Fax: 03-6801-8094
E-mail: handson121@planningwill.co.jp