会長挨拶

第120回日本消化器内視鏡学会 関東支部例会
会長 浦岡 俊夫

(群馬大学大学院 消化器・肝臓内科学)
事務局長 保坂 浩子
(群馬大学大学院 消化器・肝臓内科学)
会長 浦岡 俊夫

 このたび、第120回日本消化器内視鏡学会関東支部例会を2025年6月14日・15日にシェーンバッハ・サボー(東京都千代田区)で開催させていただくことにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。伝統ある関東支部例会を担当させていただきますことは大変光栄であり、齋藤支部長、幹事・評議委員および会員の先生方には心からお礼を申し上げます。今回、群馬県の施設として第48回 関口利和会長(群馬大学 1989年開催)以来、36年ぶりに主管校として開催されることとなり、身が引き締まる想いでもございます。

 さて、アドバイザリーにご就任いただきました五十嵐良典先生、井上晴洋先生、岩男 泰先生、緒方晴彦先生、金井隆典先生、河合 隆先生、高橋信一先生、田尻久雄先生、田邉 聡先生、永尾重昭先生からのご指導のもと、世界に誇るべき日本を代表するスーパーエキスパートの29名の先生方にはプログラム委員としてプログラム作成にご尽力いただきました。さらに、当科講師・保坂浩子が史上初の女性の事務局長を担当し、多様性の観点からも非常に意義深いプログラムを構成いたしました。

 今回は、「消化器内視鏡の技術革新とキャリア自律」をテーマに掲げ、最新の内視鏡診断および治療技術、ならびにそれらの研究成果ついて幅広く議論する場を設けております。さらには、若手医師、女性医師、実地医の先生方にも積極的にご参加いただけるよう、多様なプログラムを検討いたしました。各主題セッションの持ち時間は、90分までとコンパクトにし、特に実地医の先生方が参加されやすい内容となる主題セッションは、土曜日午後と日曜日に配置しました。そして特筆すべき点ですが、女性医師の支部例会参加と活躍を支援することを目的とした関東支部・女性内視鏡医の会(関東支部内視鏡医キャリアサポート委員会)における初の試みとして、「キャリアサポート委員会企画」を設けました。女性医師が参加しやすい環境整備を考慮し、託児所の設置、小・中・高校生を対象とした子供向けイベント開催を準備しております。
 これまでの例会で大変好評でしたVideoセッションである「JGES-Kanto Cup」や臓器別の「症例検討セッション」は本会でも設けさせていただきます。研修医・専修医セッションも踏襲し、優秀演題へは表彰も行います。
 本例会の成功は、参加者一人一人のご協力と熱意にかかっていると考えております。幅広い視点からの多くの意見交換がなされ、本会が皆様にとって有意義なものとなり、関東支部における消化器内視鏡分野のさらなる発展に寄与することを心より願っております。

 最後に、本会の開催にご尽力いただいた皆様に深く感謝申し上げますとともに、参加者の皆様の今後のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。